帆布のバッグは軽量で頑丈、潮風に強い帆布なのでビジネスバッグにピッタリ。

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帆布(キャンパス地)・綿布のビジネスバッグ

帆布の新しいときのゴツゴツ感は、男の力強さを感じます。
でも、使い込んでいくとだんだんとやわらかくなり、自分になじんできますね。

帆布は綿の平織物

帆布はもともと綿や麻を平織りした生地のことで、同じ綿でも綾織りしたものは帆布とは呼びません。
現在ではポリエステルやビニロン、アクリルといろいろあるようです。
ネーミングは帆船の帆に使われていたことからきています。

時代が下がってテントやトラックのシートなどに使われるようになり、その丈夫さからバッグ類も作られるようになった。

帆布の特徴

・ ナイロンと比べると素材自体の引き裂き強度が強いし、天然素材だから燃えにくい。
・革と違って防水性も高いし、濡れても問題がない。

といっても濡れたままでは駄目だけどね。
濡れた後はよくふき取って、形を保つ意味と水分を吸収させるために新聞紙を中に入れてから陰干しをすれば問題ない。

でも、 革の場合は濡れた後の手入れをちゃんとしないと大変なことになってしまう。

そうそう、布だからカバンの中身も濡れてしまう心配する人もいるけど、心配ない。
帆布は濡れることによって目がつまり水を通さなくなる。また、多くの帆布が防水加工をしている。

鞄の帆布

鞄(かばん)でつかっている帆布生地は号数で特徴が変わります。
号数が小さいほど厚物でゴツゴツしています。
カバンには9号帆布をパラフィン防水加工して使っているところが多いようですね。

また、シルケット加工をしてきれいでおしゃれな感覚の帆布の鞄(かばん)も面白そうです。

帆布のお店 ≫≫

 

※シルケット加工  別名「マーセライズ加工」
綿製の生地を張力を加えながら、苛性ソーダ処理をする加工方法でシルクのような光沢感を帯び、色も鮮明に染まるようになる。
綿は比較的低い温度で強いアルカリ液に入れると繊維が膨らむ。
もともと扁平な形状をした繊維1本1本の断面形状は膨らむと円形に近い形に変形する。
そのとき生地に張力を加えると、繊維表面の平滑性がまし、光るようになる。

 

  帆布生機規格表 原糸 密度(1吋) 重量
番手 縦糸撚り
合わせ数
横糸撚り
合わせ数
縦糸 緯糸 g/m2


0号帆布 8 6 8 26-30 17-21

1080

1号帆布 8 6 7 26-30 16-20 1014
2号帆布 8 5 6 28-32 19-23 948
3号帆布 8 5 5 28-32 19-23 882
4号帆布 8 4 4 29-33 18-22 816

5号帆布 8 4 3 32-36 22-26 750
6号帆布 8 3 3 32-36 23-27 683
7号帆布 8 3 2 36-40 28-32 617
8号帆布 16 4 4 34-48 24-28 544
9号帆布 16 4 4 44-48 33-37 510


10号帆布 16 3 3 45-49 34-38 429
11号帆布 16 3 3 43-47 39-43 343

帆布の用途

帆布はテントやトラックシート、救急袋などに使われるほか、体操マット・運動マットにもつかわれている。
そういえば、昔懐かしい跳び箱の手をつく部分も帆布だったと思う。