ビジネスバッグのブランドや選び方や革の知識などを紹介しています。
革の種類
動物の種類
- 牛
皮革製品は主に牛の革をつかってつくられる。
そのため種類は年齢や重量、性別、部位などで細かく分けられている。
- 馬
牛に比べて繊維構造が粗く、薄い。
摩擦抵抗もやや劣るが、尻の部分は「コードバン」と呼ばれて、空気も水も通さないほど繊維が緻密にからみ合い、仕上げた革は光沢を持っている。
- 豚
他の革に比べて耐摩耗性にすぐれている。
革の表面に三つの毛穴が並んでいるのが特徴です。
- 羊(ヤンピー)
- 山羊(ゴート)
毛穴の形に特徴があり、薄くてやわらかい。
しかも、丈夫で型くずれしにくい。
- 鹿
本来、ぎん面(革表)をとった鹿革を鱈(たら)油などで油なめししたものを「セーム革」という。
やわらかで、手ざわりがよく、耐水性があり洗濯がきくなどの特徴がある。
- 爬虫類(はちゅうるい)
ワニ、トカゲ、ヘビ…が代表的な爬虫類。
独特のウロコ模様が特徴で丈夫で耐久性にすぐれている。
- その他
水牛・カンガルー・鮫(さめ)・オーストリッチ…
乾燥法による種類
- 板張り : 板に皮を釘(くぎ)で張り付けて乾燥する方法。
- ガラス張り : ガラス、ホーロー板に糊(のり)で張付けて乾燥する方法。
- ネット張り : 金網に金具で止めて乾燥する方法。
- 真空乾燥 : プレスしながら真空装置(バキューム・ドライヤー)をつかって乾燥する方法。
仕上げ方法による種類
- ガラス張り皮
ガラス張り乾燥をおこなってから、皮の表面をサンドペーパーでこすり、合成樹脂を塗って仕上げた革。
- 本染め・銀付き革
革の表面(肌)のことを“銀(Grain グレイン)”または”吟(ぎん)”と呼びます。
そのぎん面をそのまま活かした革のことを”銀付き革(フルグレイン)”といいいます。
できるだけ表面にキズがない良質の原皮を使用して、自然なぎん面を忠実に出すために所定の染料で染めるため「本染め革」ともいわれます。
- セミ・アニリン
本染め革とガラス張り革の長所を併用してアニリン染料で仕上げた革のことです。
- エナメル革 別名「パテント・レザー」
クロムなめしをした革の表面に油脂または合成樹脂を厚く塗って、光沢を出した革のことです。
- スエード革
革の裏面を細かいサンドペーパーでこすって起毛させたものです。
毛足が短く、細かくて、柔らかな手ざわりのものほど良質とされています。
- ベロア
スエード革と同じように、牛革の裏面をサンドペーパーでこすって起毛したもので、スエードより毛足がやや長くてラフな感じの仕上がりの革です。