フランスのパリ、フォーブル・サントノーレ24番地にエルメスの本店がある。
エルメスは、ティエリ・エルメスが1837年に開いた馬具工房からはじまった。
このころから品質には定評があり、当時は馬具といったらエルメスというほどで、ナポレオン3世やロシア皇帝ニコライ2世も愛用していた。
すごいですね。
エルメスは高い品質と高度な技術を持った職人によって、160年を超える長い伝統をもった老舗の超一流プランドです。
フランスでは、女性だけでなく男性のバッグでも有名で人気があります。
中でも「フールトゥ」や「エールライン」などは、海外では男性バッグとして定番といえるでしょう。
アトリエは、本店のパリから少し離れた"パンタン"という小さな街にある。
アトリエ・エルメスで使われる革は、世界中から集めた最高の品質を持った革です。
革は、温度や湿度などにより変質したりするのでこのアトリエ・エルメスの革保管部が細心の注意を払って保存をしている。
そして、革を型紙にあわせて断裁するとき、革のどの部分を使うかも重要です。
アトリエ・エルメスが使う牛革は丈夫な1万頭から30枚程度しかとれない無傷なバット部分(腹に近い部分)だけです。
エルメスがこれほど丈夫さにこだわるメーカーなのは以前は馬具メーカーであったためでしょう。
馬具は丈夫であることが求められますからね。
エルメスは今でも、ひとつひとつに時間かけて馬具を作り続けています。