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鞄(かばん)用語(C)

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Cabin trunk(キャビントランク)【別名】アルミケース(alumi case)フットロッカー(foot locker)スチーマー(steamer)
アルミニューム板を木芯の箱に合わせて、鋲(ビョウ)打ち止めでつくられたケース。
とくに、フットロッカーは、銀行・商社などの重要書類の運搬、現金輸送といった特殊な用途をもつ鞄(かばん)のこと。

Case leather(ぬめ革)
植物タンニンあるいはこれに合成タンニンを併用してなめした革で、染色や塗料仕上げをしないまま取引される。
厚みがあり、タンニンなめし独特のうす茶色をしている。

Calf suede(カーフ・スエード)
仔牛、山羊、羊などの皮をクロム鞣ししたあと、革の裏面を細かいサンドペーパーで擦ってビロードのように起毛させたもの。
カーフスエード、キッドスエード…

Calf skin(カーフスキン)
仔牛の皮のこと。
生後6ヶ月以内のもので原皮の重さによって二つに区分され、9.5ポンド以下のものを「ライトカーフ(革にして約90デシ)」、9.5ポンド〜15ポンドのものを「ヘビーカーフ(革にして130デシ)」と呼ぶ。
牛革の中では判が小さく薄手でキメ細かく最も上質のものとされている。
乳牛用種(ヘレフォード)などの雄(おす)が大部分である。

Canvas(キャンバス)
亜麻布、綿糸、絹糸またはその混織の手織物で、地は厚く、粗くて丈夫。

Car case(カーケース)別名「ガーメントケース(garment case)」
スーツケースの一種で、内部にハンガーを附帯させ、スーツを二つ折りにして持ち運ぶためのケース。

Carrier bag(キャリー・バッグ)キャリー・ケース(carrier case)
スーツケースの一種で、底にキャスターをつけたバッグのこと。

Caster(キャスター)
スーツケースやキャリーバッグなどの底部につける移動金具の方向自在の車輪のこと。
大型バッグで重量があるものでも容易に移動できる。

Cattle hide(キャトルハイド)別名「成牛革」
一般にカーフスキン(仔牛皮)およびキップスキン(中牛皮)以外の牛皮を成牛皮(キャトルハイド)という。
大判で厚く、繊維組織が比較的均一で充実し、強度と耐久性のある革。
ステアハイド、カウハイドがそれにあたる。

Chamois leather(セーム革)別名「シャミー・レザー」
本来シャミー・レザーというのはアルプス産、南欧産のカモシカの皮でつくられた柔軟な革のことだけを呼んでいた。
現在では小鹿、あるいはシープスキン(羊皮)の床革を油なめしによりスエード調に仕上げた革をいうようになった。
非常にしなやかなので、手袋、衣料用として使用されるが、洗浄用・研磨用にも使われる。

Corrected grain leather(ガラス張り革)
なめし、染色、加脂工程を終えた革を乾燥する際、ガラス板またはホーロー引き鉄板の上に張って乾かすのを「ガラス張り乾燥」といい、この乾燥後、革の表面をサンドペーパーでこすって(バフがけ)その上に顔料と合成樹脂を塗って仕上げた革。
この方法は工程がふえるが皮の表面のキズが隠れ、革の隅々まで使える良さがあるが、革としての味は少し落ちる。
しかし、光沢があって丈夫なところから、用途は広い。

Crack grain(ぎん割れ)
あらびたり、割れ目を生じたりした革のぎん面のこと。

Curing(塩蔵えんぞう)
原皮を保存し、または輸送する間に腐敗しないように塩蔵(塩漬け)すること。
方法としては、撒塩法(converntionalpack cure wet salt)と塩水法(brine cure)がある。
撒塩法は原皮一枚一枚に岩塩をふりかけて原皮を重ねて塩漬けにする方法。
塩水法は水洗いされた原皮を95%以上の飽和食塩水で攪拌(かくはん)しながら24時間ぐらい漬け、さらに48〜62時間水切りし、少量の新しい塩を肉面に撒いて輸送される。

Cow hide(カウ ハイド)
生後2年ぐらいの牝(めす)の成牛の革のこと。
原皮の重さで30〜53ポンドまでを「ライトカウ」、53ポンド以上を「ヘビーカウ」という。
正しくは牝成牛でも既産のものを「カウ」と呼び、未産の牛は「カルビン」と呼ぶ。
ぎん面の細かさはカーフやキップに比べて劣るが、ステアより細かい。