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鞄(かばん)用語|ら|

か・がく・ぐけ・げこ・ごさ・ざし・じす・ずせ・ぜそ・ぞ
た・だて・でと・どは・ば・ぱひ・び・ぴふ・ぶ・ぷへ・べ・ぺほ・ぼ・ぽ

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ライトカーフ
カーフスキン(calfskin)は仔牛の皮のこと。
生後6ヶ月以内のもので原皮の重さによって二つに区分され、9.5ポンド以下のものを「ライトカーフ(革にして約90デシ)」、9.5ポンド〜15ポンドのものを「ヘビーカーフ(革にして130デシ)」と呼ぶ。
牛革の中では判が小さく薄手でキメ細かく最も上質のものとされている。
乳牛用種(ヘレフォード)などの雄(おす)が大部分である。

ライトカウ
生後2年ぐらいの牝(めす)の成牛の革のことをカウハイド(cowhide)という。
原皮の重さで30〜53ポンドまでを「ライトカウ」、53ポンド以上を「ヘビーカウ」という。
正しくは牝成牛でも既産のものを「カウ」と呼び、未産の牛は「カルビン」と呼ぶ。
ぎん面の細かさはカーフやキップに比べて劣るが、ステアより細かい。

ライトデューティー Lightduty 
糸の断面構造が中空になっており、その体積の約50%が空洞になっているため驚異的な軽さを実現している。
また、強度に優れたバリスティックタイプナイロンと同様の66ナイロンを使用することで、通常ナイロン(6ナイロン)に対して引き裂き摩耗強度が約5倍。
ナイロンの短い繊維状のものをより糸にしているため、形状が綿花に似ている。
合成繊維でありながら、綿の帆布と同様の性格を持ち合わせているため、希に素材表面に不均一な形状が出てしまうことがある。

ライムスプリッティング Lime splitting
石灰づけ後の皮をなめしに先だって厚さを揃えるために層状に分割する作業。
通常はスプリッティングマシンを使う。
なめし後に同様の目的でおこなう作業を「ブルースプリッティング」ということがある。

ラクーン Raccoon
北米に生息するアライグマ科の動物。
やや長毛で刺毛は黒褐色〜緑褐色。綿毛は根元がウイリーブラウンで、尾には灰褐色の輪がある。

ら皮 Pelt
石灰づけなどにより脱毛した皮で、なめし前の皮をいう。

ラノリン Lanrin
羊毛脂。原毛の洗浄のときの副産物。
コレステリン類の含有量が多く、強粘性で水分保持力が大きい。
加脂剤としてはぎん面(革表)に沈着して水分保持量を高め、ぎん面の物性と感触を改善する。

ラゲージ Luggage
手荷物、旅行鞄(かばん)、スーツケースなど。
一般には鞄(かばん)の総称。

ラムスキン Lamb skin
12ヶ月齢までの子羊の皮 。
6ヶ月齢までのものはベビーラムスキンという。
毛皮として古くから利用されてきた歴史を持つ。
最も価値があるものはパージャンラム(カラクール)で生後3日目から1週間以内に毛皮にする。